2010年7月のQ&A
2010.07.13
小学1年の娘は、とにかくワガママ! これって、帰国子女であることと関係ありますか?
小学校1年の娘が親の言うことをまったく聞きません。赤ちゃんのときから思い通りにならないと大声で泣いたり叫んだり地団太を踏んだり。欲しいモノを買ってもらえないと床に寝ころんで泣きわめくこともありました。もちろん、「ダメなものはダメ」を貫きたいのですが、親のほうが根負けして「いい」というまで延々と泣き続けます。もともと成長は早く、8カ月で「マーマー」としゃべっていましたし、ハイハイするよりも早く歩きたいという様子で10カ月のときにはもう歩いていましたが、とにかく聞き分けがないので、夫婦であきれています。どうしたらいいのでしょうか? (兵庫県 メイちゃんママ 33歳)
メイちゃんママにお尋ねしたところ、メイちゃんはフランス生まれで5歳のときに帰国したのだそうです。現地ではフランス人の子どもたちが通う幼稚園に通っていて、外ではフランス語、家庭では日本語という環境で育ちました。日本に戻ってきてからは、のびのびと育てることを目指した自由保育を掲げる幼稚園に入園。メイちゃんママの言葉を借りれば「ほとんど野放し状態」で楽しんでいたそうです。このころから、メイちゃんは「外ではいい子、家では全く親の言うことを聞かない子」だったそうですが、小学校に上がってもまったく状況が変わらないことをメイちゃんママは心配していました。
可能性はいくつか考えられます。まず、帰国子女ゆえの問題です。フランス語も日本語も中途半端のまま帰国したわけですから、あらゆるところで混乱が起こっていると考えられます。たとえばメイちゃんがいる社会(学校ですね)のルールが違う。お友だちとの接し方が違う。遊びのルールが違う......。違うということは分かっているけれど、それにどう対応したらいいかわからない。まして、自分がイライラしている原因もわからないし、漠然とわかっていたとしてもうまく言葉にもできない......。
これは言語が確立する前に海外にいた子どもたちによくみられるケースです。この場合、本誌の連載『学校のソムリエ 3rd seaon』にも書きましたが、まずは「語彙力を上げる」こと、それから「使える語彙を増やす」ことを目指しましょう。語彙を増やすには、絵本など本を読んで聞かせるのは一つの方法です。読み聞かせたときに、物語の感想ではなく、内容について質問してみてください。ここでの目的は①内容を理解しているか ②理解した内容を自分の言葉で言えるか ③聞いた言葉を使えるかです。
二つめの可能性は、ADHD(注意欠陥・多動性障害)をはじめとする発達的な課題があるか、なにかほかの内疾患等があるか、という可能性です。これは専門医に診てもらわなければわからないことですから、気になる方は最寄りの大学病院の小児科や都道府県立の子ども医療センターなどにお問い合わせください。
可能性はいくつか考えられます。まず、帰国子女ゆえの問題です。フランス語も日本語も中途半端のまま帰国したわけですから、あらゆるところで混乱が起こっていると考えられます。たとえばメイちゃんがいる社会(学校ですね)のルールが違う。お友だちとの接し方が違う。遊びのルールが違う......。違うということは分かっているけれど、それにどう対応したらいいかわからない。まして、自分がイライラしている原因もわからないし、漠然とわかっていたとしてもうまく言葉にもできない......。
これは言語が確立する前に海外にいた子どもたちによくみられるケースです。この場合、本誌の連載『学校のソムリエ 3rd seaon』にも書きましたが、まずは「語彙力を上げる」こと、それから「使える語彙を増やす」ことを目指しましょう。語彙を増やすには、絵本など本を読んで聞かせるのは一つの方法です。読み聞かせたときに、物語の感想ではなく、内容について質問してみてください。ここでの目的は①内容を理解しているか ②理解した内容を自分の言葉で言えるか ③聞いた言葉を使えるかです。
二つめの可能性は、ADHD(注意欠陥・多動性障害)をはじめとする発達的な課題があるか、なにかほかの内疾患等があるか、という可能性です。これは専門医に診てもらわなければわからないことですから、気になる方は最寄りの大学病院の小児科や都道府県立の子ども医療センターなどにお問い合わせください。




